2013年9月 3日
8月のブログー去り行く夏の兆し
8月のブログー去り行く夏の兆し
8月も終わりになると、日中は、相変わらず暑さが続きますが、朝晩はさすがに涼しさを感じるようになりました。今回は行く夏を惜しむということで夏の終わりについて取り上げます。
海にまつわるものですと、白い土用波が立つ頃や、入道雲からうろこ状の雲に変わる頃賑わっていた海の家が店じまいを始める頃に、今年の夏も終わりかと寂しさを楽しい思い出と共に子供の頃に感じたものでした。
虫も夏の終わりしらせてくれます。蝉は、暑い盛りは油蝉、やがてつくつく法師、日暮しとその鳴き声で夏の移り変わりを教えられます。とんぼであれば、夏の盛りはぎんやんま、鬼やんま、夏の終わりが近づくと赤とんぼと変わり、トンボとりの時間も早くなる夕暮れと共に少なくなるのを感じたものです。
果物も西瓜、桃.瓜から梨、葡萄等へと変わっていき、さっぱりした食べ物から、より味の濃いものを欲しるようになり食欲の秋へと向かっていきます。
私には、何よりも日が短くなるのが感じられます。朝5時起きて1時間のランニングをこの15年間休まず続けていますが、目を覚まして外を見るとやや薄暗いので、時間を間違えたのかと時計を見直すようになりました。朝日の暑い時期も過ぎたようです。
暑い夏の時は、読書もややしんどくて、長い読み物は敬遠しがちでありましたが、涼しくなるにつれじっくりと読めるようになります。暑い時の読書は、短時間で中味が濃いものということでは、哲学・評論が中心となります。読んで面白かったのは国分功一郎の「ドウルーズの哲学原理」、ドウルーズの「ニーチェと哲学」熊野純彦の翻訳「存在と時間」です。今年の夏を含め、今年の前半はあまりいい本に出会わなかったようです。
これからは、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋となります。食べ物とスポーツにはあまり縁の無い私ですが読書だけはじっくり取り組みたいと思っています。その結果を改めて紹介したいと思っています。