2019年10月 4日
2019年9月のブログ ― ラグビー日本のアイルランド戦勝利について
2019年9月のブログ ― ラグビー日本のアイルランド戦勝利について
9月に日本で開幕したラグビーのワールドカップの第2戦で世界2位の強豪アイルランドに19-12で大番狂わせの勝利し、この結果、日本の世界ランキングは9位から初の8位になりました。この嬉しいニュースについて述べたいと思います。
ラグビーに関して特に関心がるわけではありませんが、せっかく日本で開催されるからと、見ました。すると日本の互角の戦いに釘付けになり、テレビの前を離れることができませんでした。強力なアイルランドの前に押しまくられ、前半は互角、後半はむしろ押し勝つように見えました。日本が後半リードした後は日本頑張れ、行け行けという声を上げて声援し、それとともに早く終われと残り時間ばかりが気になりました。勝った瞬間はやった!と叫びました。このような興奮は久し振りのものでした。
日本が勝ったのは、偶然かと思っていましたが翌日の各新聞には、それなりの準備をし、着実に力をつけていたことがわかりました。強国との練習試合をこなし、厳しいい練習を重ねていたようです。2月からの長期合宿で鍛えた「世界1」の体力、実践練習を休憩なしに40分以上続ける実戦よりも負荷の高い練習を繰り返して力をつけていたのです。
試合当日、ジョセフヘッドコーチが「誰もが勝つとは思っていない、誰も接戦になるとは思っていない。誰も僕らがどんなに犠牲にしたか分からない。信じているのは僕たちだけだ」という言葉に送られて試合に臨んだそうです。全員結束した結果の勝利でしたが、次のような展開が見られました。際立った活躍の3選手、マイケル・リーチ選手、田村選手、福岡選手について特に述べたいと思います。
主将のマイケル・リーチは第1戦のロシア戦におけるパフォーマンスの悪さを理由にスタメン落ちし、後半出場を伝えられましたが、3-12の前半30分にマフィの負傷退場で交代で出場すると流れが一変し、試合の流れが日本に傾きました。攻撃もタックルもガンガン行き、大男の揃うアイルランドのフォワードを次々に止め、持ち前の嗅覚で次々とチャンスをものにしました。
田村の精密キックも光りました。最初のペナルティゴール(PG)は外しましたが、前半39分に約45メートルのロングキックを決め、前半に3本のPGを成功させ、後半も2本のプレース
キックを決めて一人で14点を叩き出しました。
9-12の後半18分途、中出場のエース福岡が50メートル走5秒8の快速で相手インゴール左に走り込んでゴールを決めました。試合終了間際には自陣10メートルラインでパスをカットして独走しましたが相手ゴールライン手前で相手選手に捕まりました。今月6日の南アフリカ戦で右ふくらはぎを痛めたそうで、体調が良ければゴールは確実だったのにと惜しまれました。福岡は来年の東京五輪の7人制が終わった後に現役を退き医師を目指すことを公表しています。日本にも外国並みに文武両道の選手が出てきたことは嬉しい限りです。
ラグビーは試合が終わると敵味方の区別なくノーサイドになります。これはいいものだと思います。アイルランドは北南に分かれており、以前は戦争をするほどの争いがありましたがラグビーではど同一国で出場しています。サーっカーは南と北に分かれています。また、国が違っても選手としてしゅつじょうできるのも素晴らしいと思われます。ラグビーに習って世界各国がノーサイドになり紛争が解決し平和が訪れることがあれば良いという夢を持ちました。