2016年9月 5日

2016年8月ブログ ー リオ五輪について

   2016年8月ブログ ー リオ五輪について

 今月は、暑い夏、熱戦を繰り広げた高校野球ではなく、メダル獲得が史上最高の41個を獲得したリオ五輪について述べます。開催、運営が危ぶまれ、テロの脅威が懸念されたリオオリンピックは無事に閉幕して

先ずはほっとしました。

 4年後に東京五輪を控え、選手が頑張ったせいなのか、日本選手の活躍が目立ちました、いずれ劣らぬ、熱戦でしたが特に印象に残った4件を取り上げます。

1.    女子レスリングの伊調選手の4連覇 

女子個人の記録としては史上初の快挙です。五輪に出場することすら難しく、入賞ましてや金メダルを取るというのは至難な技です、それを4回も続けてつまり12年にわたってトップであり続けたということです。これは、心技共に充実していなければ全く不可能なことで、怪我、病気の恐れ、不調になるこがあってもおかしくないものです。それを乗り越えての達成ですから、心技一体の維持をするには並大抵の努力ではないと頭が下がりました。

2.    男子400メートルリレーでの銀メダル

これには正直驚きました。誰も黒人選手に勝てるとは夢にも思っていなかったのに、2位という立派な成績に目を疑いました。これは、才能ある選手が4人揃いバトンパスに工夫を凝らして努力した成果であり快挙と言わざるを得ません。伸び盛りの4選手、10秒の壁の突破と、4年後に再度の達成を期待したいものです。

3.    ボルト選手の100m、200m、400mレイレーで2連覇達成

これもすごい記録です、1秒の何分の一も油断をできず集中して結果を出さざるを得ない短距離でのこの記録は、超人的です。ボルト選手は、100,200mで世界新記録を持っています。前人未到と言われた記録も、壁を突破すると続く選手が現れて記録を塗り替える歴史があります。今後、ボルト選手に続く選手が早期に現れることを期待したいものです。

4.    女子レスリングの吉田選手が4連覇を逃しての銀メダル

終わった時の悔しさぶりは印象に残るものでした。3連覇達成と銀メダルでも立派なのに、金メダルを取れなくて申し訳ないと叫ぶ姿は、勝負師というものの1面を見せられると共に、最近これほど悔しがる光景にお目にかからなかったという感がしました。

 

そのほか、今回のオリンピックで印象深かったのはコーチの占める重要性です。男子柔道と女子のシンクロナイズドスイミングで顕著に見られました。男子柔道は、前回はメダル無しの惨敗でしたが、今回は、すべての階級でメダル獲得という快挙でした。今回のオリンピックに向けた監督の指導でこのような成績を収め、その変わりように驚かされました。女子のシンクロナイズドスイミングも鬼コーチ井村コーチが復帰し、見事にデュエットとチームで同を獲得しました。このコーチの指導法はスパルタ式で、メダルを取るために猛烈な練習をさせ、メダル獲得には練習しかないと選手を鍛え、音を上げながらも選手はついて行き成果を挙げました。オリンピックの選手はメダルを撮りたいという目的意識があるからには努力をしろというわけです。この方法で中国にもコーチとして銅メダルを取らせ、英国でもそのレベルアップに貢献しました。正に井村コーチは、プロのコーチで、東京五輪でもその上のメダルが期待されています。

 既に東京大会に向けてスタートしています。各人が目標を持って心技一体となって取り組み、成果を挙げてもらいたいと切に期待してやみません。

 

 

 

2016年9月 5日

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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