2018年9月 5日

8月のブログ  夏の風物詩の思い出

       8月のブログ  夏の風物詩の思い出

 今月は、暑い夏を振り返りたいと思います。本当に暑い8月で猛暑日も幾日か有り、生きているのが精一杯という状態に感じられました。各地で記録的な最高温度を更新した猛暑ばかりでなく、台風と猛烈な雨で各地に死者を伴う災害を引き起こしました。異常気象による災害が相次いで発生しました。これは、日本だけでなく、世界的規模のようです。自然災害とは言いましても、原因は人間が引き起こしたものだと考えるのが妥当でしょう。人間が生活を豊かにするための活動によって二酸化炭素が排出され、地球温暖化を招いたというのが妥当な考え方と思われます。異常気象が繰り返されるという前提で予防対策を考慮する一方で、二酸化炭素の排出を抑える地球規模の対応策等策を早急に進める必要があります。

 この猛暑に対する私の対策は、塩分の補給(塩飴、塩タブレット)と水分の多い目の摂取、特に冷たい水が効果的でした、また多い目の睡眠でなんとか乗り切りました。これほど暑さが身近に感じられたのは初めてでした。9月も暑さが続きそうなので引き続く熱中症対策が欠かせません。厚さが続くと体力と共に思考力も弱ってくるような気がします。今から気を引き締めていかないとと思います。

 8月は、気候だけでなく人間の世界でも異常事態が頻発しました。オウム真理教の死刑囚の全員死刑執行、トランプ大統領の報復的関税の設定やツイッターでの下品な敵攻撃、米朝会談の成果を覆す非難の応酬、英国のEUの離脱交渉の遅延等があげられます。これらの事態が正当なのだと考えざるをえないのかもしれません。これを前提に物事を見ていく新しい考え方が要求されているかもしれませんが、清々しい話ではありません。

特別に暑い夏を送るに際して昭和の夏の思い出として私の記憶にある昔の風物詩並びに夏休みをとりあげたいと思います。

昔は、エアコンという立派なものはなく、部屋の作りも隙間だらけだったので夏の暑さ(冬の寒さも)は特にひどく感じられました。扇風機を購入したのは大分最近のことでした。そのため、暑さ対策や夏の食べ物が懐かしく思い出されます。このような住まいの対策としては、簾をかけたり、風鈴を吊るしたりしました。いずれも大きな暑さ対策というよりは涼を感じるものとも言えます。蚊の対策として蚊帳を吊りました、それなりの風情があり役立つものでした、蚊帳を、朝晩たたむのも夏の作業の一つでした。扇子や団扇も涼を取るための必需品でした。

 食べ物では、西瓜が一番でした。暑い盛りに冷やした西瓜にかぶりつくのは最高の涼でした。電気冷蔵庫がない時代でしたから、バケツに入れ水道の水を流しながら冷やすのですが、それでも冷たくなりました。田舎では、井戸に吊るして冷したものでした。カキ氷も外せません。暑い中、歯に染みると思いながら食べる氷は体を冷やしてくれるものでした。アイスキャンデー、麦茶、ラムネとサイダー、カルピス、ソーメン、冷麦、と今でも変わらず涼をとるための食べ物で体を冷やしたものでした。

 海水浴は夏の一番の行事でした。海が近かったため、毎日夏休みの間は午前中に宿題を済ませ、午後に海水浴に出かけるのが日課でした。海の中で泳いだり、貝を採ったり、砂山を作ったり穴を掘って体を埋めたりして休憩をとりながら海ですごしました。8月の終わりごろ白波が立つ頃になると危ないと水泳を禁止されると残念な気持ちと共に夏が過ぎたことをと感じさせられました。

 夏祭り、盆踊り、映画会なども夏の楽しみでした。テレビもない頃、お祭りは人で賑わい、多くの夜店お冷やかして回るのが楽しく、当時は屋台はアセチレンのガス灯で灯りをともしていたので、アセチレンの匂いともに今も思い出します。

 暑い夏と暑さが早く去り、穏やかな秋が訪れることを心待ちにしています。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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