2014年1月 1日

12月のブログー本年の回顧

12月のブログー本年の回顧

 

始まったと思っていた2013年も早、今月で終わりを迎えようとしています。

皆様にとって今年はどのような年でありましたか、いい年であったと言える人が多いことを願います。

本年も良いこと良くないことがありましたが、それらを踏まえてトータルとしてどんな年であったかを結論づけたいと思います。

国内の出来事

 2020年オリンピックが東京開催に決定、富士山が世界文化遺産に決定、楽天が初の日本1、田中投手が連勝新記録を達成という良いニュースがあり、希望と勇気を与えられました。

他方、福島原発の汚染水問題が深刻化、ホテル等で食材偽装問題、伊豆大島で土石流による犠牲者が多数出る及び尖閣諸島をめぐる日中関係の悪化と緊張の増大などの暗いニュースもありました。

経済面では、アメベノミックスの効果が現れ、デフレ脱却の兆しがみえましたが、円安による物価上昇、来年度より消費税の8%へのアップ決定、TPP交渉への参加決定と国内経済の先行きにクエスチョンを投げかける事態も発生しています。

世界の出来事

 海外に目を移せば、フィリッピンの猛烈な台風による多大な犠牲者と膨大な被害、ロシアに巨大な隕石落下、中国で大気汚染深刻化、ローマ法王に南米出身のフランシスコが選ばれ、前向きの姿勢で支持を集め、タイム誌の今年の人に選ばれる、英王室で男児誕生等のとのニュースがありました。

以上を総合してみますと、今年は可もなく不可もない年であったといえるのでしょうか。むしろ、課題を新年に持ち越すものが多くあったようです。世界及び日本の経済成長問題、各地での紛争、緊張の継続、これらにより国または故郷を追われ、放浪し飢えと貧困とに苦しめられる事態が継続しています。国連による平和解決の役割は、紛争当事者間の理性と責任感はと問いたくなります。いつものことながら犠牲になるのは女性、幼児、老人等の弱者です。これらへの救世主は未だ現れないのでしょうか。人類の進歩が疑われる問題かと思われます。

今年の読書界

 今年は大きな収穫がなかったように思われます。年末に各界の著名人による今年の出版物の収穫に関するアンケートが行われ、その中で共通して推薦される著書がいくつかあるのですが今年はそれが見当たりません。私なりの収穫と言えば、ハイデッガーの「存在と時間」の熊野純彦氏及び高田珠樹氏による新訳が出たことです。この難解な20世紀の最大の名著に新たな訳加わり、読む際の選択肢が増えたことは喜ばしいことです。私も新訳に挑戦してもう少し理解を深めたいと思っています。

 来年は午年、世界の平和と繁栄に向かい疾走して年末には今年は本当に良い年であったと言えるようになってもらいたいと祈っています。

 皆様良い年をお迎え下さい。

 

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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