2015年5月11日

4月のブログー新入生等に思う

       4月のブログー新入生等に思う

 4月は桜の花と共に春の訪れを感じる月であり、わくわくする気分にさせられ、明るい希望が湧いてくるような気分にさせられるのは私だけではないでしょう。 

会社、学校では年度初めの月であり、新しい生活のスタート月です。そこで、今月は新入生等について述べます。

4月は皆さんも記憶にある通り小、中、高校、大学と新しい節目があり、クラス編成では新しい出会いと別れが有り、今年は頑張ろうという決意と何か起こるのではないかと期待と不安で胸を膨らませて迎えられたことと思います。また、会社においては、人事異動の時期で新しい仕事、勤務地、上司、同僚等と新たなスタートを悲喜交々の思いを持って迎える時期です。私にはそれは遠い昔の思い出となっていますが、今でも4月に電車、路上で新しい制服の社会人、新入生らに会うと瞬間的に昔のことを思い出され、頑張れよと心の中で呼びかけたくなります。

 4月1日にさる大学の入学式に招待され、何10年振りに出席するという貴重な機会を得ました。長い年月が経てば大学生も様変わりしているであろう、現代っ子だからどんな様子だろうと興味津津で出かけました。しかし、期待(?)に反してかそれほど昔と変わっていないという印象を受けました。整然と椅子に座り、学長、来賓等の祝辞をそれなりに真面目に特に反応もなしで聞いいている。受け入れ側も、校歌の指導に応援団、合奏団を繰り出して雰囲気を盛り上げようとしていますが、これには適切に対応していました。来賓の祝辞は予想通り、お決まりの文言で昔も今も変わりませんが驚かされたのは新入生代表の入学の辞の内容が昔とほとんど変わらないということでした。新しい時代にはそれに応じた内容、表現があるかと期待していましたが、ある意味で古色蒼然とした無難な言葉と内容で、新しさがないのはひとつの儀式であるからかと納得すると共に少し肩透かしを食った感じを受けました。

新入生の顔を見ていると若々しく希望にあふれているようでありました。自分にもこんな時代があったのだと遠い日のことが思い出され、「知識」、「理念」、「思想」を選ぶか、「楽しい」「面白い」、「笑える」の生活を選ぶかは本人次第ですが、グローバルな視点と多様な観点を持って、4年間勉強に諸活動に精を出して自己形成して社会に出ていってほしいと願いました。学内の通路では各クラブが新入生勧誘を行っていましたが特に派手さもなく、自治会や政治セクトの呼び掛けがないのが変わった点であり、若い学生が政治、社会の問題に関心を持ち、プロテストする姿勢がなくなっていいのかと世界の若者と比べて多少心配になりました。

道ではランドセルに黄色の識別をつけた新1年生に出会います。ぶつかりりそうになると、すみませんと大人びた言葉をしゃべるのでおモズ微笑させられます。何だかんだといっても小学生は無垢で可愛いと思います。また、広場で子供達が遊んでいるのを見ると、サッカーをしている時は昔と同じですが、休んだ時、皆携帯を取り出してゲームをしたりしているのを見ると驚かされ、大人の真似をこんなにも早くからしなくてもいいのにと思わざるを得ません。子供は昔通り体を使った遊びだけをしておればいいというのは、今では無理なことなのでしょうか。

また、幼児を手押し車に載せた群れに出会います。幾組かの違った服、車を見かけるのは、各グループが同じ遊び場、休憩場所へ行くからなのでしょう。可愛い顔をして手をつないでいます。よく見ると体の大きな子は歳が上なのかしっかりした顔と動きをしています。この子たちを見ているとすくすくと明るく育って欲しい、そのためには何よりも教育が重要であり、平和で豊かな国づくりをするのは大人の責任と実感させられました。

4月のスタート月に際して改めての期待は、日本の政治の良識化,健全化です.安倍首相も外国向けにいい顔をしないで、選挙の投票率が60%にいくよう政治をまともな、真に関心を持てるようにしてもらいたい。民族紛争、宗教抗争、領土争いをなくして、平和な世界が来るように願いたい。経済も金融資本家のみがもうけて一般はますます貧しくなり格差拡大がなくなるように願いたいものです。ドイツのメルケル首相が述べた「隣人同士が互いに幸せに暮らすという多文化のアプローチは失敗した。完全に失敗した。」とは反対に多文化共存を実現することこそが今目指すべき方向性ではないかと思われます。

 

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


〒194-0045
東京都町田市南成瀬1-2-1 成瀬駅前ハイツ2-1005号
TEL: 042-723-1478    FAX: 042-723-1478