2020年8月 3日

2020年7月のブログー新型コロナウィルスの行方

20207月のブログー新型コロナウィルスの行方

 

今回も新型コロナウィルスについて取り上げたいと思います。新型コロナウィルスは終息にうかうかと思われましたが、勢いを増し患者数を急増させています。

 731日現在東京都では400人を超え過去最多となる463人、全国では1,570人となり連日過去最高を更新しつつあります。このままの推移で行けば東京都では1000人を超えるのは時間の問題となっています。他の大都市もその患者数を東京都の後追いをしつつありますこの増加に適切な対策を打ち出さねば事態は深厚さを増す状態で一刻も予断を許さない段階といえます。

 米国の有力誌 TIME8310日号でコロナ抑止に成功例としてオーストラリア、香港と並んで東京も取り上げられていましたが、残念ながら東京都の検査数が少なかったせいであるといわざるをえないのでしょう。新型コロナウィルスは今後どうなるのでしょうか、どう始末すればいいのでしょうか。政府は、緊急事態宣言を解除して以降、経済活動を再開、GO TO トラベルと矢継ぎ早に経済優先の方向へかじを取りつつあります。スポーツ、コンサートに人が集まり、夜の街の繁華街が営業を再開しこれを選択したのは政府に責任があります。経済活動優先ということですが、世界中どこでも経済活動を優先している国々は新型コロナウィルスの患者数が増加していることはわかっていながら同じ道を選んでいます。これらは国民のためというより政府のためだといえるのでしょう。経済成長なくしては国民の支持を得られない、経済界の突き上げが厳しいということなのでしょうが、再度休業要請をし、補助金を出すという同じことの繰り返しとなっています。

3蜜を避けるという道はこれ以上の厳しさは望めないのですから、すべての経済その他の活動を縮小する以外にないのですがそれは不可能であり、夜の繁華街の営業も人がそれを望むのですからこれを抑え込むことは困難です。そうなら、現状を甘受してコロナとの共存ということでできるだけ死者数の増加を防ぐよう医療機関に委ねる以外にないのでしょう、このような悪循環というべき道はいつ解決するのでしょう。ワクチンの開発を待つ以外ないというのが現状でしょう。1年程度は我慢の生活となるのでしょうか。

  コロナ禍を通じて新たなことが明確化しています。それは現状では経済成長が限界にきているのではないかということです。これまで何度か繰り返されましたが、今回は本当に危ういと感じられます各国政府は総力を挙げて財政支援を行い経済の活性化を図っていますがそれにも限界があります。歴史的にみて資本主義と民主主義は対となって成長てきましたが、米国、欧州日本とも限界にきているのではないかということです。ここから抜き出せる国はあるのでしょうか。あるとすれば、もともと民主主義を経験していない中国やロシアではないでしょうかできれば、このような事態は避けてもらいたいものですが、今後の動向を見守りたいと思います。

 

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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