2015年3月10日

2月のブログープロ野球のキャンプインについて

          2月のブログープロ野球キャンプに関して

今月は、プロ野球のキャンプ解禁に伴いこれを取り上げます。

プロ野球ファンでなくても、キャンプ解禁となると春の訪れが近いことを感じさせられ、正式の開幕が待ち遠しくなります。この時期キャンプの見所は次のような点にあります。

1.ドラフト上位に選ばれた新人選手が活躍するかどうか。

2.レギュラーの位置を獲得しているレギュラー選手は今年も活躍するかどうか。

3.レギュラーに次ぐ選手がレギュラーの位置を獲得できるかどうか。

4.移籍した選手が期待通りの活躍をするかどうか。

5.昨シーズン怪我をした選手の回復ぶりはどうか。

この時期は、ベテラン選手の動向よりも、新人選手、移籍した選手について話題が集中します。新人では、ドラフト1位の選手の活躍ぶり、大リーグから移籍した選手の動向が新聞で取り上げられています。毎年、新人選手が鳴り物入りで多数入団します。特にドラフト上位となればその動きが克明に報道され、

1軍いり出来そうだ、活躍できそうだと話題になります。選手も新鮮なプロの世界で精一杯張り切って練習に取り組み、自己の力を積極的にアピールしようと努力しています。

プロ野球のレギュラーの数は、投手を除き8人(指名打者制では9人)です。春のキャンプではこの枠をめぐってのベテラン新人、中堅選手のポジション獲得争いが繰り広げられます。新人は、実績なしですから、使えるかどうかを監督陣に認めてもらうためにキャンプ中又はオープン戦で実績を残さなければなりません。ベテラン選手は若手に負けず、去年の実績通りやれる又はそれ以上の活躍を見せそうだという期待を与えなければなりません。移籍した選手は、新天地で活躍できることを証明しなければなりません。そのため、張り切りすぎて怪我をしないように注意してもらいたいものです。昨年負傷した選手は、早く回復して実力を発揮してもらいたいものです。チームは席を空けて待っていてくれるわけではありませんから、のんびりしておれません。

ベテランと新人選手のポジション争いで有名な話が、巨人の捕手争いで、森昌彦(祇晶)選手がその地位を長く保持していました。毎年、大学、高校の有力選手が入団します。しかし、キャンプ中に新人選手はだめになりました。打撃練習で速球のみという約束であっても、森選手が捕手をするときは投手に新人選手に変化球を投げさせます。投手は、森選手の指示に従わないと実戦でどんな仕打ちを受けるか分からないので指示通りに投げる、バッターは当然ながら打てない、その結果その選手はダメだということで脱落して森選手がポジションを守るということの繰り返しであったと言われます。これは極端な例でしょうが大なり小なりこれに類いすることは陰で起こり得ます。何しろ双方とも生活がかかっていますから、表面的なきれいごとではなさそうです。しかし、表面上は両者とも先輩、後輩として和気あいあいの演出をしなければなりません。

それにしても、1軍定着は狭き門でましてやレギュラーの地位獲得は至難の業でしょう。それと共に運というかめぐり合わせというものにも左右されます。長嶋、王選手が現役で活躍していた時代は、相当の力のある選手でも出番は得られません。それが10年間ぐらい続くのですから不運と言わざるを得ません。長嶋選手と同期で巨人入りした関西の大学出身の難波選手がいます。同じ3塁手で他のチームに行けばれレギュラーになれたぐらいの力を持っていましたが巨人では日陰の生活に終始しました。また、王選手の1年後に巨人入りした早稲田大学の木次選手がいます。1塁手で東京6大学の本塁打王でした。しかし、王選手の影で出番もなしで終わり、若くしてなくなりました。この選手は、早大受験で寝坊して1年遅れて入学しました。もし、1年早く王選手と同時に入団しておれば活躍の場を与えられたのではないかと思うと運というのを感じさせられます。

キャンプの楽しみ方として、成長を願う贔屓の選手を持つのこと、期待の若手がどのように成長し、活躍するかを見ることなどが挙げられます。ちなみに私の応援する選手は巨人の中井選手です。入団8年目、今年は村田選手から3塁のポジションを奪うか期待されます。願わくば、各チームともベテラン、新人の争いで野球のレベルアップを図り、好試合を行ってプロ野球を盛り立ててもらいたいものです。

 

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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