2016年6月 4日
5月のブログー私の好きなクラシック音楽
5月のブログー私の好きなクラシック音楽
今月は私の好みのクラシック音楽を取り上げます。生の演奏を聴きに行くのは年に3、4回程度ですが、CDを通して毎日欠かさず聴いています。モダンジャズも欠かさず聴いていますがこれは他日に取り上げます。
特に好きな分野は、バロック音楽で好きな作曲家はバッハとモーツァルトです。自分で選べば片寄るので、FM番組で種々の作曲家、演奏を聴くようにしています。
バロック音楽がとりわけ好きになったのは、遥か40年前NHKのFMで朝6時から「朝のバロック」という番組が有り、服部幸三さんが解説で、その名調子と声に惹かれて聴いていました。この場組は、以降バロック云々と名を変えて今も続いており、現在は「古楽の楽しみ」という題になっていて、時間のある場合は聴いています。今でもそうですが、バロック音楽をされる解説者の声はあのように静かで落ち着いた声なのうかといつも不思議に思います。
ジャンル別に取り上げます。
交響曲
・ベートーベンの第9交響曲
これは交響曲の代表作であり、フルトベングラーの指揮が好きです。
・マーラーの大地の歌
中国の詩人李白の詩を歌詞にした曲で、人生の美しさとはかなさをうたいきり、マーラーの本質が現れ、最高傑作といわれています。第1番の大地の悠久ならざるを憂えうる歌では、「生は暗く、死も暗い」と痛切に歌い、身につまされます。レオナード・バースタイン指揮でテノールのジャン・ピアース(作曲家のベンジャミン・ブリトンとの同性愛で有名)の激烈な歌いぶりには感動します。
・モーツァルトの交響曲第40番ジュピター
メロディーメーカーのモーツァルトの最も美しいと言われる曲で、何度聴いても飽きが来ません。
管弦楽曲
・バッハの管弦楽組曲第2,3番
昔は良く聴き音楽の素晴らしさを感じさせてくれました。忘れた頃に聴いています。
ピアノ曲
・バッハのゴールドベルグ変奏曲
これは,何といってもグレン・グールドの名演につきます。この曲を有名にした彼の演奏は素晴らしいです。
・平均律クラビア曲集
これは、チェンバロ、ピアノの旧約聖書と言われていますが、長い曲であるにも拘らず飽きることなく聴き通せます。演奏は、グレン・グールドのピアノか、チェンバロのグスタフ・レオンハルトです。
協奏曲
・バッハのブランデルブルグ協奏曲
1番から5番までありますが、3番と5番が特にその美しさに惹かれます。
・モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲
フルートのピエール・ランパルとハープのクララハスキルの名演は、クラシックを聴き始めた時、繰り返仕返し聴いた懐かしい曲で今は少々ご無沙汰です。
・ハイドンのトランペット協奏曲
トランペットの吹き抜けるような音の響きに感動します。名手モーリス・アンドレの演奏が素晴らしいですが、ジャズ界の大御所ウイントン・マルサリスの演奏も聴きのがせません。
・バッハの無伴奏チェロ組曲
チェロの旧約聖書と言われる名曲です。この曲ほど演奏の違いが分かり、好き嫌いがはっきりでる
曲は、私にとって珍しいです。第1番の出だしの素晴らしさは何とも言えません。
パブロ・カザルスは貫禄の大御所の演奏です。初めにフランス人のピエール・フルニエノア明るく優雅な演奏に慣れたせいか、大家のロストロボービッチの演奏は今一つです。現代の演奏家では、
ヨーヨーマは好きですが、ミッシャ・マイスキーの演奏にはなじめません。
・バッハの「無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ」
精巧無比な作曲技法が用いられながら、その音楽は人間的で深い意味を持ち、その演奏から神の声を聴けると言われる名曲です。聴いていると心が洗われます。演奏は、ヘンリック・シェリングがいいと思われます。
声楽曲
・バッハ マタイ受難曲
この曲は聴くたびに。心が洗われる気がする曲で、何を聴こうと迷う時はこれにすれば間違いなしです。演奏は、カール・リヒターが好きですが、どの演奏を聴いてもいいと思われます。
オペラ
・モーツァルトの「魔笛」
オペラはあまり聴きませんが、魔笛だけは好きで聴きます。これは、モーツァルトの哲学が表現されていて、フリーメーソンとも関係しているとか言われますが、ストーリーの展開も面白いです。
・シューベルトの「冬の旅」のおやすみ、菩提樹、郵便馬車、終曲の辻音楽師いいですね。
演奏は、バリトンのフィッシャー・ディスカウが最高です。若手のテノールの演奏もいいですね。
以上、私の好きな曲を挙げてきましたが、こうしてみるとあまりにもポピュラー過ぎて取り上げるのも恥ずかしい曲ばかりですが、何かの参考にしていただければ光栄です。今後もこれらをベースに幅を広げていき、マーラーをもっと聴くようにしよかと思っています。