2018年3月 9日

 2018年2月のブログ ー 平昌オリンピックについて

   2018年2月のブログ ー 平昌オリンピックについて

昌冬季オリンピックが終了し、冬季愛好の13のメダルを獲得するという素晴らしい成果を収め国民に感動を与えました、今月はこの件を取り上げます。

1.日本の結果

2.コーチの役割の大きさ

3.オリンピックへの政治の関与

. ドーピング問題について

1.メダルの獲得した数は、金4、銀5、同4の合計13個でした。ノルウェ-の36個は1位として日本は11番目でした。とにかく13個という過去最高のメダル獲得を達成したのは各選手の奮闘の結果です。もう少しでメダルを逃した人とか悲喜交々ですが、結果が全てですから次回の大会での獲得を目指して頑張って貰いたいものです。五輪は参加するだけでも大変な努力と忍耐を必要とするものであり、極めて名誉あることですから、負けた選手も胸を張っていいと思います。中でも注目されたのは、怪我から復帰してフィギュアスケートの連覇を果たした羽生選手と500メートルのスピードスケートで女子初の金メダルを獲得した小平選手です。両選手の結果が後に続く線選手を勢い付け、メダルラッシュに結びつけたと言えるでしょうから、両選手の活躍は特筆すべきものであったと言えます。羽生選手の活躍に対して国民栄誉賞の贈与が検討されていますが、この栄誉に値する快挙だと思われます。

2.スピースケートはオランダのプロチームを指導していたヨハン・デビッド氏をヘッドコーチに迎えて、医学、科学、栄養面で指導を受け、成果に結びつけました。前回のオリンピックでのメダル獲得ゼロの反省し実業団、大学の狭い枠を取り外し、ナショナルチームとしての活動を行うように変更しました。ナショナルチームに入らなかった小平選手も単独でオランダに留学してコーチの指導を受け、500メートルで金メダル獲得しました。フィギュア男子の羽生選手もカナダを拠点に外国人コーチの指導を受けました(このコーチの指導するもう一人が3位に入るという成績でその指導力を見せつけました)。女子のカーリングでも外国人コーチを登用し、日本初のメダル獲得に結びつけました。このような外国人コーチの活躍は、日本的な根性論、仲間意識を廃止し、科学的、理論的指導が成果をあげたのでしょう。外国人のコーチを受けないとメダルに結びつかないとなれば、人選面でも費用の面でも困難な事態となります。勝てる指導力のある日本人コーチの育成にも力を入れていくことも重要かもしれません。

3.毎回、政治の関与が問題となります。巨大な国民的イベントと言える五輪ですから、政治が利用しようとするのは当然と言えます。歴史的には、ヒットラーが1936年ベルリンオリンピックをナチスの高揚の場として最大限利用して大いなる成果を上げました。1972年ミュンヘンオリンピックではイスラエルの選手村がパレスチナのテロリストに襲われ、犯人側はイスラエルに収監されているパレスチナ人の解放を要求しました。この事件ではアスリートが11名殺害されました。メキシコオリンピックでは米国の黒人選手が人種差別に講義して表彰台で不満の意を表明しました。モスクワ五輪では当時のソ連に抗議した米国にならって、イギリス、フランス、西ドイツ、イタリア、日本などがそれに応じて不参加を表明したこともありました。今回は、北朝鮮が南北融和の名の下に宣伝活動を行い、韓国もそれに同調しました。大きな舞台で自己に都合の良い主張を行うのは宣伝の常識と言えますが、北朝鮮の場合は余りにも露骨でありました。これを機会に南北の対話が進み、北朝鮮の緩和施策が進展すればよくありますが、韓国がいいように振り回され、北朝鮮の包囲網が綻びることがないように願いたいものです。

4.ドーピングは、スポーツと切り離せずに付きまとう問題です。少しでも早く、より遠くへ距離を伸ばして勝利を手にしたいという思いが薬物に走らせるのかもしれませんが、平等のスタートという原則が崩れます。この薬物等の誘惑に勝ってこそ栄誉が与えられると言えます。ロシアの薬物使用、ソ連れ時代と変わっていません。有望な人材を集め、トレーニングしながら薬物を服用させ、成績向上を図る。国家にとっては勝利を得ることのみが目標ですから何をしても勝てばいいということになります。選手は薬物のため後遺症で残りの人生を廃人よして送らなければならないこともあります。

美と健康の祭典である五輪でそのような不正行為はやめてもらいたいものです。

 

 

 

 

    2018年2月のブログ ー 平昌オリンピックについて

昌冬季オリンピックが終了し、冬季愛好の13のメダルを獲得するという素晴らしい成果を収め国民に感動を与えました、今月はこの件を取り上げます。

1.日本の結果

2.コーチの役割の大きさ

3.オリンピックへの政治の関与

. ドーピング問題について

1.メダルの獲得した数は、金4、銀5、同4の合計13個でした。ノルウェ-の36個は1位として日本は11番目でした。とにかく13個という過去最高のメダル獲得を達成したのは各選手の奮闘の結果です。もう少しでメダルを逃した人とか悲喜交々ですが、結果が全てですから次回の大会での獲得を目指して頑張って貰いたいものです。五輪は参加するだけでも大変な努力と忍耐を必要とするものであり、極めて名誉あることですから、負けた選手も胸を張っていいと思います。中でも注目されたのは、怪我から復帰してフィギュアスケートの連覇を果たした羽生選手と500メートルのスピードスケートで女子初の金メダルを獲得した小平選手です。両選手の結果が後に続く線選手を勢い付け、メダルラッシュに結びつけたと言えるでしょうから、両選手の活躍は特筆すべきものであったと言えます。羽生選手の活躍に対して国民栄誉賞の贈与が検討されていますが、この栄誉に値する快挙だと思われます。

2.スピースケートはオランダのプロチームを指導していたヨハン・デビッド氏をヘッドコーチに迎えて、医学、科学、栄養面で指導を受け、成果に結びつけました。前回のオリンピックでのメダル獲得ゼロの反省し実業団、大学の狭い枠を取り外し、ナショナルチームとしての活動を行うように変更しました。ナショナルチームに入らなかった小平選手も単独でオランダに留学してコーチの指導を受け、500メートルで金メダル獲得しました。フィギュア男子の羽生選手もカナダを拠点に外国人コーチの指導を受けました(このコーチの指導するもう一人が3位に入るという成績でその指導力を見せつけました)。女子のカーリングでも外国人コーチを登用し、日本初のメダル獲得に結びつけました。このような外国人コーチの活躍は、日本的な根性論、仲間意識を廃止し、科学的、理論的指導が成果をあげたのでしょう。外国人のコーチを受けないとメダルに結びつかないとなれば、人選面でも費用の面でも困難な事態となります。勝てる指導力のある日本人コーチの育成にも力を入れていくことも重要かもしれません。

3.毎回、政治の関与が問題となります。巨大な国民的イベントと言える五輪ですから、政治が利用しようとするのは当然と言えます。歴史的には、ヒットラーが1936年ベルリンオリンピックをナチスの高揚の場として最大限利用して大いなる成果を上げました。1972年ミュンヘンオリンピックではイスラエルの選手村がパレスチナのテロリストに襲われ、犯人側はイスラエルに収監されているパレスチナ人の解放を要求しました。この事件ではアスリートが11名殺害されました。メキシコオリンピックでは米国の黒人選手が人種差別に講義して表彰台で不満の意を表明しました。モスクワ五輪では当時のソ連に抗議した米国にならって、イギリス、フランス、西ドイツ、イタリア、日本などがそれに応じて不参加を表明したこともありました。今回は、北朝鮮が南北融和の名の下に宣伝活動を行い、韓国もそれに同調しました。大きな舞台で自己に都合の良い主張を行うのは宣伝の常識と言えますが、北朝鮮の場合は余りにも露骨でありました。これを機会に南北の対話が進み、北朝鮮の緩和施策が進展すればよくありますが、韓国がいいように振り回され、北朝鮮の包囲網が綻びることがないように願いたいものです。

4.ドーピングは、スポーツと切り離せずに付きまとう問題です。少しでも早く、より遠くへ距離を伸ばして勝利を手にしたいという思いが薬物に走らせるのかもしれませんが、平等のスタートという原則が崩れます。この薬物等の誘惑に勝ってこそ栄誉が与えられると言えます。ロシアの薬物使用、ソ連れ時代と変わっていません。有望な人材を集め、トレーニングしながら薬物を服用させ、成績向上を図る。国家にとっては勝利を得ることのみが目標ですから何をしても勝てばいいということになります。選手は薬物のため後遺症で残りの人生を廃人よして送らなければならないこともあります。

美と健康の祭典である五輪でそのような不正行為はやめてもらいたいものです。

 

 

 

 

 

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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