2020年9月 7日

2020年8月のブログ ― 3凶事の襲来及び安倍首相辞任について

2020年8月のブログ ― 3凶事の襲来及び安倍首相辞任について

今月も猛暑でありましたが、これを涼しくする話題ではなく、新型コロナ、精神的ストレス、熱ストレス、及び安倍首相の突然の辞任について取り上げます。

新型コロナウィルス

新型コロナウィルスは、収束に向かうどころか米国、ブラジル、インドを先頭に感染者数2320万人、死者数も80万人以上に達しています。韓国のように1時終息したかに見えたがまたクラスター発生し、患者数を増やしています。日本も悪く言えば高位安定で推移しています。経済の逼迫から再度シャットダウンできないとなれば、このような状態で推移するしかないのでしょう。若い人の飲み会での感染、家庭での感染、医療機関でのクラスターが大きな原因を占めています。どれも、なくすわけにはいかず、自然に減少傾向に向かうのを待つしかなく、人間も無力な存在といえます.

精神的リスク

新型コロナウィルスは、精神に脅威を与えるものと言われます。目に見えない感染の脅威、外出自粛、失業や経済不況に対する不安、家族であってもなかなか会えない状況をニュースの報道によって、さらに、不安を掻き立てられています。専門家は、新型コロナウィルスが終息してから、精神的な苦悩の爆発的拡散が始まると予測しています。精神に及ぼす影響の全容は、簡単には明らかにならず、症状が現れるまでの時間は人によって異なるとされています。例えば、家庭内の不和が発生し、DVも目立ち始めているので早めのケア対策を講じる必要があるようです。

熱ストレス

地球温暖化に伴い、気候変動によって、洪水や台風と共に熱ストレスが問題化しています。ILO2019年の報告書では熱ストレスにより失われる労働時間は30年までに世界で2.2%に達し、フルタイムで働く人人の8000万人分の労働力を失うことになり、損失額は2兆4千応ドル(薬50兆円)に達する見込みです。例えば、農業や建設業では暑さのせいで外で働けなくなったり作業スピードが著しく落ち、運輸業や観光業、空調のよくない工場では仕事がはかどらなくなります。世界の気温は産業革命前より約1度上がりました。1度の上昇でも長期にわたる暑さで体温調節が鈍り、熱ストレスが心身を脅かしていきます。これらの熱ストレスは、温暖化の影響であることを最新のコンピュータの解析で証明されつつあります。さらに、今世紀末にかけて海面が1.1メートル上がるという脅威が迫ってきています。この環境破壊の結果の災害に早急に対処しなければ後世に多いな負の遺産をもたらすことになります。

安倍首相の辞任について

安倍首相は突然、健康を理由に7年8か月の最長政権を終えて辞任することになりました。長いことがいいのではありませんが、安定していたといえます。民主党の決められない政治に比べればとりあえず安心はできたのでしょう。

外国からの評価もまずまずでしたが、安倍首相も哲学を欠いてました。三権分立もないがごとく官邸主導で、長期政権のおごりが各所に現れました。森友学園問題、加計学園問題、河井夫妻の公職選挙法違反問題、桜を見る会の問題いずれもあいまいなうちに幕引きを図ろうとしています。後継者については、個人的に石破氏が良いかと思われます。保守的ではあるが実社会での勤務経験もあり、わかりやすい発言で誠実です。過去の保守政権の交代を見ると、前者と正反対の人を選んだりしてその生命を保ってきました。継続性と安定で菅長官が選ばれること

になるのか、興味深く見守っていきたいと思います。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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