2020年10月12日

2020年9月のブログ― 新型コロナウィルスについて復習編

20209月のブログ― 新型コロナウィルスについて復習編 

今月は新型コロナウィルスについて様々なポイントを復習をしてみます。

 新型コロナウィルスはWHOによりパンデミックを宣言されましたが、パンデミックは、ギリシャ語の「パン(すべての)」と「デモス(人々)」を組み合わせた言葉です。パンデミックとは、世界のすべての人々に感染のリスクがある状態を指しています。なお、特定の地域全体に予測を超えて流行している状態は「エピデミック」ある特定地域で、予測を超えない散発的な流行のことを「エンデミック」と呼びます。

21世紀型パンデミックの特徴は、一つには面としての拡大だけではなく、グローバリゼーションの影響で都市という点と点を航空機でつなぐ感染拡大が起きること、SARSやCOVID-19、HIVの感染拡大など、人間の身体に介入する医療技術を媒介として感染拡大がみられることです。2003年に中国の南部でコウモリのウイルスが、通常は人間に感染しないにも関わらず、突然変異によって人間から人間に感染する新しい感染症、SARSとなりました。2019年12月31日に現在の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が新しい「原因不明の肺炎」として武漢で正式に発見されました。SARSの場合はコウモリと人間の間にハクビシを経由していましたがCOVID-19はコウモリから人間にウィルスが広がった経緯ははっきりしていません。

新型コロナウィルスの終息には、ワクチンが必須とされています。このため、新型コロナウィルスのワクチンの開発が世界で競争してい進められています、これは医学的な名声と共に経済的独占利益を目指すものであり、急ぐあまり、検査のステップを省略する向きも見られるのは心配です。特にトランプ大統領の選挙目当ての早期開発のごり押しは.ニューヨーク州知事からも懸念の声が上がっているほどです。それと共に懸念すべき事項は、抗インフルエンザ剤(たとえばアビガン)がCOVID-19治療に転用された結果インフルエンザウィルスが薬剤耐性を持つ恐れがあることが報告さていることです。

まだまだ、ワクチンに期待が持てないであろう現時点での防疫のための4つの対策を取るしかないとされています。

1) マスクの着用。

予防効果は疑問視されますが、外出時のマスクは自分を守るというよりは周囲の人々を感染リスクから守るためのものです。

2) ドアノブなど周囲の消毒や部屋の換気。

感染者数が多くなった社会では、不特定多数が良く触るものの表面を消毒することはある程度の効果はありとされています。部屋の寒気が感染予防に湯行であるというっ明確な証拠はないとされています。

3) 社会距離の対策。

感染者と非感染者が直接接触しないように障壁や距離を作ることを指して言います。①感染者に対して行われる隔離、②感染リスク者に対して行われる検疫、③感染リスクの有無にかかわらず全体に対して行われるその他として3種類に分けられます。一般用語としては3者を含めて検疫といわれます。

4) 移動に関する対策。

旅行制限や国際移動の制限さらには国境閉鎖があります。こうした旅行や移動の禁止や制限は、集団ないし地域レベルでの感染多発地域とそうではない地域の間の交通を断ち切るもので、個人間の感染を減らすための社会的距離とは性質が別です。

新型コロナウィルスは依然、世界的に猛威を振るっていて衰えを見せませんが、今月15日は世界手洗いデイとのことです。これはユニセフが提唱する国際的行事で、国際年の2008年に制定され、毎年10月15日に手洗いキャンペーンが行われることになっています。手洗いはもちろんのこと、予防を精一杯心掛けたいものです。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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