2021年10月31日

2021年10月のブログ ― 新型コロナの収束への希望と眞子様のご結婚

        2021年10月のブログ ― 新型コロナの収束への希望と眞子様のご結婚
今月は新型コロナに関してうれしいニュースと眞子様のご結婚についてです。新規感染者数の著しい減少により緊急事態宣言がすべての都府県で解除となりました。新規感染者数は東京都でも50人以下で推移しています。減少の原因は何なのでしょうか、専門家もこれだとは明言していませんが、ワクチン接種率の向上と密を避ける行動の徹底ということであるようです。このまま無事に収束しくれれば有難いのですが、イギリス、ロシア、ルーマニア等海外の様子を見れば1度収束したのが再拡大しています。デルタ株の変異種が数種発見されているということでこれらが
拡大を引き起こさない態勢が必要です。ここで改めて新型コロナウィルスが我々に与えたものがなんであったのか振り返り、今後を見てみたいと思います。
 コロナ禍の制限された生活で、根本的な課題、究極的には人間とは何であるか、生きる意味とはという問題に直面させられました。逆に言えば死の問題を直視させられました。仏の賢人ジャック・アタリは「どの時代においても人類は、恐怖、病気、苦悩、死に直面してきたそして文明を定義するのはいつも死との関係に他ならない。死に意味を付与することに成功すると、その文明は繫栄する。逆に死に意味を見出すことができないとその文明は消滅する」と言っています。コロナ禍で死者数の増加に応じて、ワクチン接種の増加、密を避ける行動の徹底が見られたことは、人が亡くなることが我々の大きな行動変容に繋がりました。その意味では日本はまだ 死に対しての意味を失っていないと言えるのでしょう。
  新型コロナは長い期間、多方面にわたり様々な悪影響を及ぼしてきました。コロナ禍が落ち着けば元の生活に戻れるのでしょうか、長くニューノーマルを強いられ、対応させられてきたので元の生活に戻るのは不可能でしょう。様々な問題が炙り出されてきました、特に顕著なのは格差の拡大と差別です、この間、格差を一層拡大させました、金持ちは更に富を増やし、中間層以下はますます貧しくなるという事態が顕著になりました。これから取り組むべきは格差対策で、疲弊した弱者、貧窮者をいかに救済していくかが政治に求められています。しかも救済にはスピードが必要です、遅くては破滅する可能性があります。これには停滞した経済の振興策と精神面での社会連帯の確保でしょう。目下の課題は経済活動の再開、活性化でしょう。
 経済面ではコロナ危機下で経済の変化のスピードが加速しましたがこれを良い方向に軌道修正することが必要です。感染拡大で落ち込んだ日本経済は反発力が弱くコロナ前への回復が視野に入っん。政府も規模の拡大だけではなく、財政支出をデジタル化、脱炭素化等に的を絞った成長戦略が望まれます。EUでは排出ガス規制の為、自動車の電気化や再生可能エネルギーへの対応拡大を「グリーンディール」として推進させようしています。これを投資としてだけではなく、経済に新たな活力を与える原動力とみなしています。日本も西欧諸国に遅れを取っているDX(デジタルトランスフォーメーション)でデジタル技術をテコに社会や経済の姿を変革して効率化、生産性の向上が必要で。これは政治の出番と言えますので、今回の衆議院選挙がその帰結と方向性を示してくれることを期待したいものです。
差別の問題も顕在化しました、特にインターネットによる誹謗中傷の跋扈です、匿名性をいいことに自
らを正義の使者とみなすのか反対者を徹底的に攻撃するおかしな事態が横行したことです。どうして自らを正義として他を非難することができるのでしょう。コロナにかかっただけ、陰性反応がでただけ、家族がかかっただけで謝れというのは前代未聞のことです。対策はネットの規制以外ないのでしょうか。
 眞子様のご結婚、ただおめでとうというしかありません。とにかく自分で選んだ小室圭さんと3年越しの結婚、障害を乗り越えよくもゴールにたどり着けたものだと思います。様々な雑音, 興味本位のマスコミとインターネットによる誹謗中傷が多数あったようです。皇室故の問題視にしても個人の人権べきものと思われますが、それをはるかに逸脱したものが多く見られたようで、眞子様はそれを苦にして「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)」を 発症されていたようで誠に遺憾なことと思われます。眞子様は結局海外亡命のよう形でアメリカに移り生活をされるようです。うるさい日本よりプライババシーが守られたるアメリカの方が適切でしょう。お二人の結婚で考えさせられたのは、二人の親の位置付けというか役割は何かということと、小室家は借金問題をどうして結婚式迄に解決しておかないのか、それで結婚するというのは理解に苦しみます。お二人は早くアメリカで一緒に新生活を仲良く幸せに過ごしてもらいたいと願います。

2021年10月 1日

2021年9月のブログ ― 新型コロナの終息への希望

                    2021年9月のブログ ― 新型コロナの終息への希望

今月もコロナを取り上げます。
漸くにして新型コロナ終息への希望が見えてきたかのようです。長い辛い期間が続きましたが本当に明るい希望の光が見えてきたようです。各地に出されていた緊急事態宣言、蔓延防止処置が解除されることになりました。これで
何よりも心のわだかまりが消え、軽い気持ちで生活できるようになるかと期待されます。新型コロナは私たちに様々な教訓を残してくれました。これらを今後に生かしていくことが何よりも大切なことと思われます。
1. 新型コロナウィルスの初期対応の重要さ
グローバルした社会では一国では対応できず世界各国が一致協力する必要性があることを教えてくれました。
今回は、中国の初期対応の不味さが世界中に不幸をもたらしました。バイデン大統領が新型コロナウィルスの起源説を解明するとのことですが是非徹底的にやって貰いたいものです。グローバル化する世界で新型コロナへの対応も国境を超えて対応する必要があるでしょう、コロナウィルスには国境がなくどこへでも出没するからです。
2. ワクチンの適正配分の必要性
今回も先進国と後進国でワクチン配分の差別が明らかとなりました。先進国は、製造設備がありまた大量に購入できる金額もあり、自国の安全を期して必要以上に在庫を抱え込めます。一方で、後進国は製造設備もなければ金もないためほとんど購入できず大きな格差が発生しました。これを調整る機関がどこにもなくWHOもまったく機能していません。国連内にこれに対応する組織を作るかどこかにその権限を持たせるべきでしょう。
3. 医療従事者の増員と医療施設の拡充
今回の事例で未知の感染症に対する医療従事者の不足と医療施設の不足が明らかとなりました。専門医の増員、患者の収容施設拡充が必要でした。中小病院で対応が無理なら地域拠点病院を決めて資源を集中するよう国、地方公共団体が支援すべきでしょう。病院間の提携委強化も必要でしょう。
4. 緊急事態宣言等で経済的被害を被った人達の救済措置
緊急事態宣言等により事業を続けられなくなった飲食店や観光業界への金額的救済が必要です。営業時間の短縮とか営業中止に追い込まれた業界には手厚い経済的救済処置が望まれmす。金額支援も外国のように即、支払うようにしなければ閉店に追い込まれざるを得ません。また、母子家庭の主婦、学生等は非正規社員として働く場合が多いですから、雇用が打ち切られる場合が多くあり即、生活の困窮を招くことになります。このよう
な弱者には手厚い支援を速やかに継続的に行う必要があります。
5. コロナ感染者への差別行動の抑止
我が国では新型コロナの感染者は悪者扱いとなり、謝らなければならいという奇妙な風習があるようです。差別発言を浴びせかけられたり、ネット上で攻撃されるとのことです。このような非常識な行動をとる者がいる限り法律で取り締まることも必要でしょう。また、小学生にワクチンを接種するようにすれば子供たちの間で接種してない子供に対する差別行動が懸念されるとのことです。こんな話を聞くと日本人はつくづく情けない人種だなと驚きの念で一杯です。
自民党の総裁選挙で岸田氏が選ばれました。ある意味では何の波乱もない結果と言えるのでしょうか。前任者の菅首相に続き、あまり目立たない人が選ばれたことになりますが、自民党全体が変化ではなく既成路線の継続を望んだ結果なのでしょう。国民としては、前任者よりは少しマシになるかもしれないという希望があります。とにかく、国民に向き合う政治、国民の命を大切にする政治をやってもらいたいものです。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


〒194-0045
東京都町田市南成瀬1-2-1 成瀬駅前ハイツ2-1005号
TEL: 042-723-1478    FAX: 042-723-1478