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2022年1月31日

2022年1月のブログー 今年も新型コロナウィルスか

2022年1月のブログー 今年も新型コロナウィルスか

 新しい年を迎えました。今年こそは新型コロナウィルスと縁を切れるかと期待していましたが、昨年末とうって変わりオミクロン株が猛威を振るっていて、留まるところを知りません。感染者数の増加の落ち着きを見せることなく、日々過去最高を更新している状態です。いずれピークが来るのでしょうがそれが

見通せません,専門家も明確なことを言わないので余計不安になります。当初、オミクロン株は死亡率と重症化率が低い一方で、感染者数の増加と共に小児の感染者集が増加し、小学校、保育園の封鎖が多発しています。

現時点ではワクチンの3回目の接種と人流の抑制にための蔓延防止法が対策として取られています。ワクチンの3回目の接種は、必要性が指摘されていながらその実施が遅れているのは政府の責任と言わざるを得ません。蔓延防止処置も入院患者の病床数が逼迫するにつれ、緊急事態宣言の必要性が言われています。これを見ていると過去の2回の経験に学ぶことなく同じことを繰り返しています。必要性は明らかですが何か別の方策があってしかるべきではないかと思われます。これではエンドレスの繰り返しにならないかと心配です。これらの対処療法以外に根本的な対策を検討すべきと思われます。

コロナウィルスは弱者に大きな犠牲を強いています、繰り返される緊縮措置で職と住居を奪われる人が急増しています。これらの人を救う措置は多くはボランティアの力に頼っているのが現状のようですが、これでは増加する困窮者にとても対応できていません。行政はこれらの人に対する救済処置を真剣に考慮する必要があるでしょう。

新型コロナというパンデミックが私たちに突き付けた問題は以下の7つと言われています。

・疫学的な健康問題である。

・経済をどう維持していくかという経済問題である。

・経済をその一部に含む社会生活全般の問題である。

・自由や民主主義をどのように尊重し維持していくかという政治の問題である。

・気候変動を主とする環境問題である。

・また、命の選別誰に医薬・器材を適用するかという倫理の問題である。

・隔離生活の中で仕事の意味、人生の意味はなにかという実存的問題である。

要するにすべてにかかわっているということです。

気候変動を主とする環境問題とは、地球が温暖化によって、例えば、氷河中に閉じ込められていたウイルスが解放され動物や人間に感染する恐れが深まります。温暖化によって急増する自然災害に伴い、新型の未知のウイルスや病原菌が登場し、人間社会に蔓延する可能性もあります。「100年に1度」の災厄だと思っていたのがもっとはるかに高い頻度で発生して、やがてほとんど常態化する可能性があります。

気候変動の問題は世界的規模での取り組みが深まりつつありますが、これを加速しないと手遅れになりかねません、コロナ禍に関しては立ち向かうためには本来国家の枠を超えて世界中が一致団結して闘うことが必要なのに逆に各国が内向きに閉じているのが現状です。ワクチン供給の問題、国境閉鎖の問題、防具や器具の問題で自国第一主義しかみられません。

今年の国際情勢予測で中国のコロナ対策が最大リスクであるとイアン・ブレマー氏が率いるユーラシアグループが発表しました。中国は「ゼロコロナ政策」で新型コロナの感染封じ込めを目指していますが、これに失敗した場合、中国国内の消費の落ち込みやサプライチェーン(供給網)混乱といった異教は世界に波及し、経済不安やインフレの加速、格差の拡大などに対する不満が、各地で政情不安を引き起こす恐れがあると警告しています。この予測が外れることを望みたいものです。

今年こそは新型コロナを完全に封じ込めるよう願いたいものです。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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