2022年4月28日

2022年4月のブログー 勇敢に戦い抜くウクライナ

           2022年4月のブログー 勇敢に戦い抜くウクライナ

ロシアがウクライナに侵攻後2か月以上たちました、ウクライナが驚異的に善戦、健闘していますがロシアの圧倒的攻撃と残虐さにより苦戦を強いられています。ロシアのような超大国に対抗するにウクライナ1国で対抗する困難なのでしょう。加盟申請中のNATOから武器援助をしてもらえますが、戦闘に参加してもらえません。武器の供与もウクライナの要求する攻撃型は思うように提供されていません。NATOがウクライナの加盟を見送っているのはロシアへ刺激を避けるためとしか思われません。
 この事態は我々に多くの教訓を与えてくれます。
1. 例え多くの友好国があっても有事に真に頼りになるのは同盟国だけであるということです。米欧はウクライナに武器は提供しても共に戦うことはしません、軍事同盟であるNATOに加盟していないからです。
2. ウクライナを世界各国が支援するのはウクライナ国民が決してあきらめず必死で戦っているからです。これはロシアに占領されれば従来の経験からして皆殺しになると恐れているからでしょう。日本に自衛の意志が無ければ
同盟国の米国も危険を冒してまで守ってくれないのではないでしょう。
3. 軍事力だけではなく、政治リーダーの統率力が戦争の行方を左右するということです。ウクライナのゼレンスキー大統領は首都キーウに留まり直接国民と軍に結束を呼び掛けています。戦闘に力を注ぐと共に停戦交渉を推進し、情報戦争も行い、適切な情報発信を世界、国内向けに活発に行い各国の共感を呼んでいます。
 日本の今後の外交政策、軍備の装備に関してもこれらの教訓を生かして実施していく必要があります。中国、ロシア、北朝鮮という悪の枢軸に取り囲まれているのですからひと時も油断ができません、絶えずこれらの国の動向に注意するとともに備えを整える必要があります。
 ウクライナ外務省が25日にSNS上に投稿した動画で「いつも近くで寄り添ってくれる。楽しい時も苦しい時も。友人の皆さん。ウクライナは、この困難な時期に、あなた方から受けた支援に感謝しています」  30秒ほどの動画には、各国の支援に対する感謝のメッセージとともに、アメリカやドイツなど31カ国が字幕で表記されていました。 これまで、避難民の受け入れや3億ドルの財政支援、防弾チョッキ、ヘルメットなどを提供してきた日本も、当然含まれていると思いきや、そこに日本の表記はありませんでした。残念なことですがこれが外国からの評価のようです。
 次に視点を変えて、侵攻したロシアの国民性について述べてみたいと思います。
一般的には広大な国で国民性も暗いという印象ですが、やはり西欧とは全く違う国民性を有しているようです。侵攻の張本人プーチン大統領の支持率は、独立系の調査機関で81%に達しています。これ程の数字になるのは異常か思えますがそうでないところにロシア国民の特徴あります。
 その国民性は神と大地に忠実で、強力なリーダーを求める傾向があるとされています。ロシア人は今でもある種の神秘主義を抱いていて、政治権力よりも神と大地に忠実です。ロシアの国土の広さがそれ自身一つの意思を持っていると感じています、その感覚は当然政治にも反映され、強力なリーダーを求める傾向を生みます。自分たちは神、大
地に加護されているという感覚があり、全体の中で個が保たれるという一種の集団主義を生み、自立が悪とみなされます。この精神性は「千年の奴隷」と名付けられてもいます。さらに、ロシア国民は、基本的には政治に無関心で、成り行まかせであり結果的に放縦を生みます。放縦と自由には境界がないため、奈落に身を落とさないようにするため自分たちを厳しく律してくれる束縛、つまり「縛この国民性故と言えます。
 こうした国民性を十分に利用して今回の侵攻を行っているのがプーチン大統領です。ロシアは経済的には小国でが軍事的には大国で核兵器を大量に保有しています。核攻撃を武器に欧米をけん制していて手につけようがないというのが現状です。
  少しでも早くて停戦となりウクライナの人々が平和に暮らせるよう願っています

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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