2022年6月30日

2022年6月のブログー上半期の現状

6月も終わり、上半期の現状を見てみたいと思いますが次の3点1.ウクライナ情勢 2.新型コロナ 3.参院選挙に絞ります。

1. ウクライナ情勢

現状はウクライナ側に不利になりつつあるようです。兵力、火力に優るロシア軍に対し、懸命に対抗するのにも限度があるように思われます。懸念されたように支援する欧米諸国に支援疲れ、厭戦機運が見られ、約束した武器支援も遅れがちです。西欧の指導者たちは建前とは別に本音は戦争が早く終わってほしい、どんな形でもいいから停戦を願っているようです。ウクライナ人は孤立無援の戦いを強いられ、血を流し続けています。自らが悪いわけではないがロシアという国に隣接するという不幸な運命に翻弄されているというわけです。

 それにしてもロシアという国はひどい国です、残虐、無謀を繰り返してなんら反省も見せず、すべてを相手側のせいにする、現代にこんな国が存在することが信じられないですが、それを支援する中国,その他の国が存在する現実があります。ロシア人の労働者は、黒パンと水だけで1日の重労働に耐えられる恐ろしいスタミナを持っているとシベリア抑留経験のある教師に聞いた覚えがあります。少し思い出すだけでも満州での日本人に対する暴行、アフガニスタン侵攻での残虐性、ソ連時代の東方での弾圧と限りがありません。これはその民族性によるのでしょうか、何か別世界の人間のような気がして、このような存在が赦されるのかと、何か、方策がないものかと思わざるを得ません。

 このウクライナ侵攻から得られる教訓は、死者が一人増えるたびに動揺が走り、虐殺の被害者が一人増えるたびに衝撃がまし、戦争犯罪が起きるたびに不安が広がり、何かしなければならないと思いにかられます。結局は、私たちの社会的及び政治的な生活を外から揺さぶられたくなければ自らの政治的、外交力を身につけるには自らの足で立つということを実践することが大切という教訓が改めて得られ、ロシア、中国という覇権主義国に隣接する日本として対策が急務だということが実感させられているということです。

2. 新型コロナ

新型コロナは落ち着き、このまま収束するのかと思われましたがどうもそう簡単にいかない状態になりそうです。新規感染者数が連続して前週分を上回りつつあります。最大の対策であるワクチン接種も3回目接種が若年層を中心に増えていません。これは罹っても重症化しない、副反応がきついとかいう意見が多いせいでしょう、更に政府を始めとする政策を見ていて、もう新型コロナは終わったのだという気分が蔓延しているせいでしょう。マスクは不要である、旅行は自由になる、外国旅行者の受け入れ数を増やすという経済復興政策にあふれていて、ワクチンなんていまさらというムードが蔓延しています。重症者も死者も少ないのであれば、多少新規患者が増えたくらいは良しとすべきなのでしょう。今は経済の復興というのが岸田首相の狙いであり、支持基盤の支えとなっています。

3.参院選挙

 参院選挙を迎えようとしていますが、盛り上がりに欠けています。野党がだらしないのが第1の理由だと思われます。コロナ禍での生活圧迫、ロシアのウクライナ侵略に伴う原油高、原材料不足による価格高騰で生活は苦しくなっています。さらに、給料派が上がらないまま、企業は利益を上げ続けています。これに対して生活が楽になるような方策を追及すべきなのが野党役目です。しかしながら、一向に迫力を感じさせません。反対を言うだけで具体的な対案提出も原因究明も迫れない状況です。野党の役目とは何かといいたくなります。このままでは与党の圧倒的勝利という結果になりません。選挙で勝利後、増税等の国民に負担を強いる政策を出してくのが見えています。これを何とかして防がなくては良い未来が期待できません。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


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