2023年1月31日

2023年1月のブログー今年は平和な年になるか(ウクライナ情勢次第)

 今年は平和な年になるでしょうか、ぜひそう願いたいものです。イワン・ブレナー率いる米国の調査会社ユーラシアグループの今年の10大リスクによれば、第1はロシア、第2は最大化する習近平権力、第3人工知能(AI)による社会混乱があげられています。昨年も世界に混乱と損害をもたらしたプーチンと習近平が今年も2
大リスクとなり、平和が脅かされそうです。先ずはウクライナ情勢が落ち着かなければ平和がこないのは明らかです。
 今年の1番のリスクのウクライナ問題、来月でロシアンの侵攻から1年が経過します。勝手に他国の領土を自分のものだと宣言して侵略する暴挙が1年近く継続しても解決できないのは人類として情けない思いです。戦況は多少ウクライナ側が盛り返した面もありますが厳冬の今は膠着状態で、雪解けを狙ってロシアの大攻勢が 懸念される中、ウクライナの執拗な戦車の要求により米国のM1エイブラムスと独のレオパルド2が提供されることになりました。これらは最高級の戦車でゲームチェンジャーになりうる可能性をもっていますが即引き渡しというわけにはいかなそうです。戦車の提供に時間がかかり、兵士の訓練、部品の供給体制の確立等に、また時間がかかり、実践装備は早くて秋ごろと言われています。しかし、反転の可能性を与えることができるだけでも明るいニュースです。
それにしてもロシア人とは理解し難い国民です、ロシア人の知識層の大半は侵略を支持していて、その理由は、ロシアが攻めなければウクライナ側にやられていたと信じているそうです。最近のロシ軍参謀総長ゲラシモスの発言では今、第2次大戦以来の危機的状況にあると言っているそうですが自分勝手に他国に攻め込んでおいて何を盗人猛々しいこと言うかという感じがします。この戦争はいつ終わるのでしょう、プーチンがいなくなれば終わる可能性がありそうですが、代わりの人物でも戦争を継続する可能性はありそうです。つまり、この戦いはプーチンが止めたと手を引けば即終わるが、そうでない限りウクライナ側がクリミア半島からロシアを追い出して停戦しようとしてもロシアは応じないでしょう。その意味で5年から8年かかると言われています。ウクライナが最も被害を被むりますが、時間と共に支援する米欧も現状通りの支援をすることが物理的にも精神的にも困難となるでしょう。
 一方で、ウクライナでは汚職関連で政府高官が多数罷免されています。ウクライナは以前から構造的の汚職が問題とされていました、ここにきて欧米からの支援を継続して受けるため、またEU,NATOに加盟申請したくても汚職があれば参加が認められません。この際、姿勢を改めようとすることは戦争と同じ努力が必要でしょうが腐敗の撲滅なくして勝利はあり得ないでしょう。
 日本においては、幸いなことに新型コロナは落ち着きを見せたのか取り扱いが5月8日から5類となりインフルエンザと同等扱いとなるということになり、多少安心できそうです。行動制限がなくなると精神衛生上、重しがとれてずいぶん楽となり、通常生活に戻れる感じがします、また、医療費、ワクチン費用も当面は公費負担と言うことになりそうなので多少安心です。
一方で、防衛費の増額、これを増税で賄う、子育て支援の強化等が打ち出されていますが、価対策もおざなりです、 納得ある説明の下で実行してもらいたいものですが岸田内閣は看板に反して聞く耳を持たないようです。少しでも国民に寄り添う政治を期待したいものです。
 日本は長い間停滞感にとらわれています、これを打破する1歩を踏み出してもらいたいものです。停滞の原因は3つ、1.時代の変化を見誤ったこと 2.将来への投資を怠ったこと 3.優れたリーダーを選ばなかったこと、といわれています、どれも日本人が苦手とする点ですが少しずつでも改善していかないと他国に一層遅れをとることとなります。今年は頑張ってもらいたいものです。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


〒194-0045
東京都町田市南成瀬1-2-1 成瀬駅前ハイツ2-1005号
TEL: 042-723-1478    FAX: 042-723-1478