2024年9月29日

2024年9月のブログ ー 永遠平和への願い

         2024年9月のブログ ー 永遠平和への願い

 このところ世界は戦争、紛争に明け暮れていてその混迷度は日毎に増しているように思われます。気候変動の結果の大雨、洪水、超台風ように人間も理性を失い破滅への道を進みつつあるのではないかと懸念されるほど異常状態が発生しています。
 例を挙げると、ロシアの侵略によるロシアとウクライナ戦争、ガザにおけるハマスとイスラエルの戦闘
、今月にはレバノンのシーア派民組織ヒズボラとイスラエルの戦闘が進行中です。他にも挙げればスーダンの500日以上の国内紛争で15万人以上の死者、1,000万人以上の故郷を追われた人々の存在、ミヤンマーでも国軍と市民、多民族との戦闘が続いています。さらに中国の進出による東シナ海での各国の領有権争いと火種は絶え間なく噴出しています。この原因は人間の拡大意欲からなのか、生活水準の向上で膨張した欲望からのでしょうか。
 紛争の起こっている国では、日々、人の命が失われ又は負傷し、家を追われている人々がいる現実に世界は救う術を持たず大方傍観せざるを得ません。この状況を救済するのが国連のはずでした。 設立の最大の趣旨は国際の平和及び安全を維持することでした。しかし実態は国際紛争の解決に機能を果たせていません。救助活動、支援活動は行っていますが、紛争阻止・解決のための行動、発生後の調停活動いずれも全く不十分です。国連が解決のための討論の場となっておらず、自ら支援する側のプロパガンダをやっているだけにすぎません。最大の発言権を有するとみられてきた米国も内向きで、立場は大きく沈下していて有効な手立てを打ち出せていません。
  バイデン大統領も任期残り少なく、その発言は全く力強さを欠いています。GなきG7となっています。これでは紛争当事国のイスラエル、イラン等に対してリーダーシップ発揮できていません。このような現状ではなり行任せしかなっていません。強固な力を持つ者が勝ちと言う弱肉強食の世界であり、イスラエル、ロシア等の言動は言いたい放題、やりたい放題で他国の助言に耳を傾けていません。国連の機能不全を明確化しています。
  そこで思い出されるのは18世紀の哲学者イマヌエル・カントの著書「永遠平和のために」です。これは71歳に達していたカントが戦争の絶えないヨーロッパ情勢を憂い、「世界の恒久平和はいかにしてもたらされるべきか」と問うて表わした著作です。恒久平和を実現するためには「常備軍の廃止」諸国家の民主化」「平和のための連合建設」がうたわれています。これは後に「国際連盟」や「国際連合」の理念を策定の際の参考にされています。
  この著作は民族間、主教間の対立が激化し、テロや紛争が頻発する今の時代に改めて検討する必要があると思われます、武器の生産競争、核開発の推進、当該国では反対勢力の弾圧とカントの言う理念とは逆に事態が進行しています。これで、永遠に平和とは夢のまた夢となりかねないですが、理性的存在である人間、永遠の平和の確立へ努力して前進してもらいたいものです。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


コンサルタント 森島高明


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