2026年5月31日

2026年5月のブログー継続するウクライナ戦争

 2026年5月のブログー継続するウクライナ戦争

 2022年2月24日に勃発して5年目を迎えたウクライナ戦争は、直ぐ終わると思われたにもかかわらず決着がつかずに続いています。攻めるロシアに力がないのか,耐えるウクライナが強いのか、イラン問題で表舞台から少し隠れていますが激しい戦闘は継続しています。現状を米国との関連で取り上げてみたいと思います。

 エマニュエル・トッドなどの識者は、米国及びウクライナ、西欧の敗北と言います。米国のパトリオットなどの武器の生産は停滞しているようで、これは、技術者の不足で生産力が落ちているせいである、ロシアは、技術者数が多く、経済制裁を受けながらも兵力、武器の生産が増大しており、平均年齢の向上も見られ、ロシアの優位性が顕著であるとされています。しかし、ここまで持ちこたえているのに敗北といえるのでしょうか。

 ウクライナの健闘の要因は、ドローンの活用にあると言えるのでしょう。ドローンの開発と戦闘への投入により、戦争の形態を一変させたのだと思われます。ロシア軍に対して劣性であったがドローンの大量投入により、ロシア軍の進撃を止めると共に、ロシア領内への攻撃によってロシア軍の戦力に大打撃を与えて、奪われた領土の奪回に成功しています。イラン紛争においても、イランの格安のドローンが高価な米軍の新兵器トマホーク等に十分対抗して、そのコストパフォーマンスで圧倒しています。

ドローンは戦術、戦闘に革新をもたらしました。今後は新しいドローン戦術の新たな構築(およびその成否)が今後の戦局の行方を握ると考えられています。ウクライナは、ドローンの生産とその戦術を西側諸国及びその他に販売できるハード及びソフトの財産を獲得したことになり、今後の戦闘の継続でその内容を進化させていくものと思われます。話は脱線しますが、ウクライナの汚職問題は無くならないようですね、国民性なのか民主化度が低いのか、古いスラブ体質から抜け出せていないようです、これではEU 加盟等も難しく、加盟しても問題を引き起こし続けることになると思います。

 ウクライナ侵略のロシアへの抑止力低下が懸念されています。というのも、米国の対イラン攻撃にEUが積極的に協力しなかったのは当然のことですが、トランプは激怒してNATO貢献を大幅に削減するとしました。削減対象は戦略爆撃機、駆逐艦、攻撃型ドローンなどであり、駐留米軍も削減されます。米国の政策に一貫性が見られず、一方を支援しながら、他方で援助を削除しています。非常にプラグマティックな考え方で、付き合わされる国はたまったものではありません。これが今のアメリカの外交であり、国策なのでしょう。大国の動きとしては空しさを感じさせられます。このような状態が中間選挙結果まで、およびトランプの任期一杯続くのかと思うと、国の理性とは何かと考えたくなります。

 ウクライナ、イラン、台湾は軍事力や経済の絶対的な規模では明らかに弱者ですが、「弱さ」こそが、独自の強烈な防衛本能を生み出す原動力になっているといわれています。弱いが故にしぶとく戦うと言うものも、なるほどと思われました。弱くても義に照らして粘り強くやってもらいたいものと思います。対する米国の位置づけは、ニヒリズムに陥ったプロテスタンティズムの危機の国と位置付けられるそうです。頭が偏った億万長者の国である米国は内戦に入る懸念があるとされます。このため、トランプは戦争か内戦かの選択を迫られ、米国は地球上で最も大きな不安定ゾーンになっているともいわれています。米国のこの秋の中間選挙までの動き及びその結果には目が離せません。

森島 中小企業 ISO支援オフィス


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