2026年4月29日
2026年4月のブログートランプは何枚舌
2026年4月のブログートランプは何枚舌
今月は対イラン戦争で顕著にみられるトランプのその場限りの発言について、一体何枚舌なのかを中心に見ていきたいと思います。発言の場として、SNS2利用しているので、その内容の一部を見て見ます。
米国とイランの休戦協定は4月7日(ワシントン時間)に始まりましたが、パキスタンのイスラマバードでの休戦協定は合意なく終わりました。休戦協定は4月22日に終わる予定でした。時間が迫る中での発言が日々変わりました。4月17日(金曜日)の午後、トランプは、「イランはすべてに合意し、濃縮ウランの撤去について米国と協力する。米国が濃縮ウランを引き取る」更に「イランがヒズボラやハマスのような、米国がテロ組織とみなす大理勢力への支援を停止することにも同意した」と述べています。戦争終結は目前の様で、市場は歓迎し、株価は下がった値を大幅に戻しました。
その数時間後、イラン外務省の報道官は声明を発表し、「濃縮ウランはイランの国土と同様に神聖であり、いかなる状況でも移転されることは無い。米国へのウランの移転は選択肢ではない」と、トランプの発言を否定しました。 4月17日(金曜日)の夜、「イランとの間に重要な相違点はあまり多くない」と語りました。イランとの間に合意に向けての立場に依然大きな隔たりがあるのではないかと問われると、トランプは「まあ、あるかもしれない。様子を見よう。もしあるなら解決しなければならない。しかし、そんなに大きな違いはないと思う」と急にトーンダウンさせました。
4月19日(日)の午前8時、トランプはFOXニュースに対し、「もしイランがこの合 意に署名しなけれ国全体が吹き飛ばされる」と語りました(正に狂ったトランプの発言です)。金曜日の「すべて合意した」という発言と矛盾する発言をしています。トランプはSNSで「我々の提案を受け入れなければイランのすべての発電所とすべての橋を破壊することになる」と再びイランを威嚇する発信を行っています。こは、交渉ではなく脅迫です。
4月20日の月曜日の朝、もしイランとの停戦が失効すれば「爆弾が爆発し始めるだろう」と語りました。
CBS ニュースは、トランプの最近の相反する発言は、政権が出口戦略を模索する中で、戦争を取り巻く混乱の大きさ話浮き彫りにしている」The New Republicは トランプのソーシアルメディア投稿への依存が、イランとの交渉に悪影響を与えていると指摘しています。
トランプの発言にはイスラエルの諜報機関モサドの高官も手を焼いるようです。「トランプの心の動きは30分で180度変わることがある。こういう常軌を逸した人間の心の動きをインテリジェンスの技法では掴めない」と嘆いているそうです。
最近で多少ほっとするニュースは、ハンガリーで長年強権的政治を敷いていたオルバン首相が4月12日の総選挙で199議席中、138獲得した野党に敗れ退陣することになりました、この結果、長年の懸案のEUのウクライナ支援が可決されました。ささやかながら嬉しい事態です。
このような事態において、日本の位置はどうなんでしょうか、イランにもパイプがあると言われながら、積極的に活用し、表に出ようとする気配が見えません。ますます高市首相はトランプに黙従することが最善の道と考えているのでしょうか、国内での威勢のよさが見られないのは残念と言えます。



